日曜美術館 – 見逃し無料動画フル視聴

日曜美術館 – みどころ

歴代のMCやNHKアナウンサーの顔ぶれをみるだけで、NHKがこの番組に誇りと自信をもっていることがよくわかる。本当に素晴らしい、教養を感じさせてくれる番組。絵画や彫刻の作品がうまれた背景、その作品がたどった歴史、評価のポイントなどが学芸員の方たちや、専門家の目を通じて語られ、作品をより深く、詳細に知ることができる貴重な番組でもある。特にここ近年は、年代も作品の種類も多岐にわたり、美術好きなら楽しめる内容に進化してきている。展覧会の開催に合わせて、取り上げる内容を選ぶ事が多いので、興味をもった作品を直に目にすることもできなくはないのだ。芸術が高尚なものではなく、生活の一部のように感じられる、そんな誘惑と発見にみちた番組。

日曜美術館 – コメント

【2021年1月17日（日）放送の感想】画家の松井守男さんを紹介しました。ピカソとの関わりが転機になり、描きたい絵を描き続けました。そして、2年も細かく線を重ねていき、光が見え、ついに作品が認められたのです。画家の強い信念を感じました。続けられるのが天才だと思いました。（女性60代）

【2021年1月24日（日）放送の感想】横山操さんは、日本画らしくない画題を描き続けていました。鉄工所は、水蒸気や溶けた鉄を表し、工場にいるようです。大きな絵で、力強いですが、暗さもあります。炎炎桜島は、筆のタッチが荒々しく、思いが伝わってくるようでした。このような日本画家がいたことを知り、衝撃でした。（女性60代）

【2021年1月31日（日）放送の感想】アートシェア2021でした。有名人や芸術家がどんな作品に出会い何を感じたかを紹介してくれました。現代美術家の塩田千春さんは、人間のつながりや気持ちを、色や線で立体的に表現する方です。病気になり、マイナスの気持ちを意識したそうです。ゴヤの子供を失う怖さを表した絵は、衝撃的でした。でも、それを表現する事で、気持ちに向き合う事ができるのです。芸術家の心に少し触れた気持ちになりました。（女性60代）

【2021年2月7日（日）放送の感想】「疫病を超えて」という題で作品を紹介しました。昔から人間は疫病と共存してきました。日本では天然痘が流行していました。絵巻物を見ると、疫病を鬼に見立てる絵が多くありました。その戦いの中で、芸術が発展したと思います。ヨーロッパではペストが大流行し、神様を否定する絵もありました。絵を見ると、歴史や文化がよくわかります。勉強になります。（女性60代）

【2021年2月14日（日）放送の感想】昨年亡くなった安野光雅さんを振り返りました。絵本作家として有名ですが、さまざまなジャンルの絵を描いています。旅の絵本は日本の風景を懐かしく描かれていて、好きな絵です。平家物語の絵も視点が今までと違うのが素晴らしいと思います。司馬遼太郎さんの作品の挿絵も手がけています。もう一度見返したいと思いました。（女性60代）

【2021年2月21日（日）放送の感想】美術家の松山智一さんを追いました。プロのスノーボードの選手を目指し、挫折して美術家になり、ニューヨークで成功した人です。その作品は、色であふれていました。しかも、中間色などもふんだんに使います。作品に強さを感じました。日本に帰っての活躍も今後期待されると思います。（女性60代）